《歯の症状について》
- 歯がしみます。
- 初期の虫歯、又は知覚過敏かもしれません。熱いものがしみる・冷たいものがしみる・布団に入るとしみてくるなど、「しみる」といっても原因によってさまざまな症状が出てきます。もし知覚過敏なら、塗り薬で症状を抑えることもできますので、ガマンなさらずに、早めに来院してくださいね。
- 痛みはありませんが、歯の奥が少し黒くなっています。
- 表面からは目立たなくても、意外に奥で根が深い虫歯になっているかもしれません。ぜひ一度、診察にお越しください。
- 歯茎の腫れがなおりません。
- 歯肉炎かもしれませんね。ただ歯肉炎の原因には、一般的な歯肉炎の原因とされる「歯垢(プラーク)」のほか、妊娠によるホルモンバランスの崩れ、親知らずの歪みなど、さまざまな要因が考えられるのです。(※親知らず周辺が腫れる症状もありますが、正しくは智歯周囲炎といいます)詳しい治療方針は、一度診察させて頂いたうえで、一緒にご相談いたしましょう。
- 歯磨きすると、歯茎から血が出ます。
- 初期の歯槽膿漏かもしれません。腫れた歯茎を歯ブラシでブラッシングすると、出血を伴うこともありますが、歯茎をマッサージする意味では有効です。ただし、固いものを噛んだだけで出血がある場合は、要注意。ご自身で判断せずに、腫れが気になりはじめたらお気軽に、一度ご相談くださいね。
- 歯茎が下がって、歯と歯茎の間に隙間ができてきました。
- 歯茎が弱ってきていますね。丁寧なブラッシングで元気な歯茎を取り戻りましょう。正しいブラッシング方法を身につける必要がありますので、一度予防検診にお越しくださいね。
- 歯がグラグラしています。
- 歯周病の可能性がありますね。歯周病は、歯ぐきの腫れ・出血にはじまって、最終的には歯が抜けてしまったり、歯を支えている骨が溶けてしまうという恐ろしい病気。日本人が歯を失う最も大きな原因の一つと言われているのです。初期症状がほとんどないため、気付かない方が多いですが、実際には成人の約80%が歯周病にかかっているとされている、ごく一般的な病気なのです。早期治療のため、早めの来院がオススメです。
- 歯の表面が少し茶色くなったような気がします。
- 「着色」かもしれません。湯のみ茶碗に茶しぶが付くのと同じように、飲食物に含まれる色素や、口呼吸による外気の汚れなどが沈着することによって、歯が褐色や黒色になることがあります。時間が経つほど強固に付着し、清掃が困難になるので、早めの「着色除去(クリーニング)」をオススメしています。仕上がりは歯の表面がツルツルになって、とてもスッキリしますよ。
※治療の方針については、一般歯科〈おとなのための診療〉もご覧ください。
《一般歯科について》
- 虫歯の治療って、どんなことをするのですか?
- ごく初期段階の虫歯の場合は、患部だけを削りとり、歯の神経を残したまま歯と同じ色のプラスチック「レジン」を詰めたりします。それ一回で終わることもあれば、進行具合に応じて、「インレー」や「クラウン」という金属をかぶせたり、と虫歯の状況により処置は様々です。また、神経は出来るだけ取りたくないのですが、虫歯の進行状況によっては、やむなく神経を取るケースもあります。虫歯の進行具合により、治療方法は実に様々なのですよ。
- 虫歯を治療するのにどれくらいの期間がかかりますか?
- 治療方法によって、異なります。治療方法の選択は、虫歯の状態だけでなく、患者さまの年齢やご体調、生活のペース、ご予算なども考慮しながら、ご一緒に決めていきますので、どうぞご安心くださいね。
- 以前、治療をした歯が痛みだしました。
- 残っている神経がダメージを受けて炎症を起こしている可能性があります。清掃・消毒を繰り返すことで痛みがなくなる場合が多いので、ガマンなさらず、一度診察にお越しくださいね。
- 以前、神経を取った歯が痛みだしました。
- 神経を取っても、神経が入っていた「管」の部分がバイ菌に感染し、炎症を起こすケースがあります。また、歯の神経を取った奥、「根」の部分の治療が必要かもしれません。「管」や「根」の清掃と消毒を繰り返し、消毒が終わってから薬剤で密封すれば完了です。痛みをガマンなさらず、一度診察にお越しくださいね。
- 小さな虫歯があります。歯を削る以外の方法はありませんか?
- 小さい虫歯の場合は、進行止めの薬を塗って様子をみることがあります。虫歯で柔らかくなってしまった歯を硬くすることで、虫歯が大きくなるのを防いでくれるのですよ。
- 麻酔はどんな時に使うのですか?
- 麻酔は、(1)歯を抜く時、(2)神経の処理、(3)深い虫歯を削る時など、痛みを伴う治療の際に使用します。なるべく痛みを感じずに治療を受けていただけるよう最善の努力をしますので、気になることがあれば、どんな些細なことでもお気軽にご相談くださいね。
- 麻酔をしました。何か注意することはありますか?
- 麻酔が効いている、約1時間はお口周辺の感覚がありません。うっかり頬の裏・唇・舌を噛んでケガをしないように注意してくださいね。
- 歯を抜きました。何か注意することはありますか?
- 麻酔が効いている、約1時間はお口周辺の感覚がありません。傷口を舌で触ったり、吸ったり、指でつついたりすることで、麻酔から覚めた時に痛くなったり、出血しやすくなることがあるので、気をつけてくださいね。歯を抜いた当日は、過度の運動や入浴は避けて、安静にしましょう。食事は刺激の少ない、やわらかいものをおすすめします。もし血が止まらない場合は、ガーゼを傷口にあてて15分程度噛んでください。(その際、つばに血が混じっていても心配ありません)何か異常がある時は、遠慮なくすぐにご相談くださいね。
《小児歯科について》
- こどもの治療はどのように行われるのですか?
- 初診ではまず、治療以外に「歯医者ですること」を一通り練習します。その結果、“怖くないんだ、先生の言う通りに出来たら褒められるんだ”と、お子様に成功体験をさせてあげるのです。褒めて伸ばす治療、お子様の気持ちにたって、焦らず一歩ずつ治療を進めます。
- 乳歯が虫歯になった時の治療法を教えてください
- 小さな虫歯なら、削ったあとに歯と同じ色のプラスチック「レジン」を詰めます。大きな虫歯ですでに噛めない場合は、虫歯を削った後に乳歯用の銀歯「乳歯冠」をすっぽりとかぶせます。(永久歯に生え換わる時に、乳歯にかぶせた銀歯も一緒に抜けます)ガムや飴を食べると取れやすいので注意してくださいね。
- 乳歯が虫歯になり、神経を取りました。後に生える永久歯はどうなりますか?
- 永久歯には、神経のある歯が生えてきます。ご安心下さい。ただし、今までと同じブラッシング方法や食生活をしていると、乳歯を虫歯にしてしまったように、永久歯もまた虫歯になる可能性が高くなります。永久歯で神経を抜いてしまったらもう次はありません。永久歯で神経のある歯が生えてくるからといって、油断は禁物ですよ。
- 乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきました。
- 前歯の乳歯が抜ける前に、内側に永久歯が生えてくることがあります。乳歯がグラグラしていれば、自然に抜けるのを待つこともありますよ。気になるようであれば、お気軽にご相談くださいね。
- 生えてきた永久歯が黄色いのですが…。
- 歯の構造上、乳歯は永久歯に比べて青白く見えやすいものです。特に、生え換わりの時期は乳歯と永久歯が並ぶので、永久歯がより黄色く感じますが、全て生え換わると気にならなくなりますので、ご安心くださいね。
《その他、歯にまつわる“疑問”について》
- 親に虫歯が多いと、こどもも虫歯になりやすいと聞きました。
- 虫歯になりやすいかどうかは、お子様が育つ環境に左右されます。家庭での食事や飲物の与え方、歯磨きのタイミングなど日常の生活習慣を見直すことがとても大切です。また、虫歯菌は”母子感染”する可能性も高いと言われている菌。まずはお母さんのお口の中をキレイにして、虫歯があれば早く治療してしまいましょう。
- こどもが歯磨きを嫌がります。何か良い方法はありますか?
- 虫歯予防において、歯磨きはとても大切です。ただ「こどもの歯を健康にしたい!」と思うあまり、お母様ご自身が一生懸命になりすぎて、厳しいお顔でお子様に向かい合ってしまっているかもしれません。もしお子様が歯磨きを嫌がる時には、ご家族で一緒に歯磨きしたり、上手く磨けたら褒めてあげるなど、お子様自身が「歯磨きって楽しい!」と楽しく思えるような雰囲気を作ってあげてみてくださいね。
- 虫歯になりやすいお菓子ってあるのですか?
- 「アメ」や「キャラメル」などは、口の中に長時間あるので、虫歯になりやすいと言えるかもしれません。何度も噛むことでカケラが歯に詰まり、気づかないうちにくっついてしまうこともあるので、新しい歯が生えてくる時期には、特に注意が必要です。できれば4歳までの小さなお子様には、アメやキャラメルを与えないほうがベターです。
- 「フッ素」って何ですか?
- 歯質そのものを高めて、虫歯を予防する物質です。歯に直接塗るのですが、口の中に残るフッ素はごく少量ですので、小さなお子さんにも安心ですよ。生えてすぐの歯には特に効果的と言われていますが、100%予防できるわけではありませんので、引き続き丁寧な歯磨きを心がけてくださいね。
- 「シーラント」という治療があると聞いたのですが。
- 「シーラント」とは、奥歯にある「みぞ」を埋める方法のことです。奥歯の「みぞ」は歯磨きでは磨きにくく、バイ菌が溜まりやすいので奥歯は特に虫歯になりやすいと言われています。さらに、生えたての大人の歯は弱いので注意が必要。この「みぞ」の中をキレイに掃除して、バイ菌が入らないように埋めることで虫歯予防にとても役立つのですよ。
- 「6才臼歯」って何ですか?
- 6才頃、お口の一番奥に生えてくる歯のことで、大人になった時、最も噛む力が強くなる歯です。つまりとても大切にしたい歯、虫歯にはしたくない歯なのです。しかし、6歳臼歯は永久歯の中で最も大きく、噛み合わせの「みぞ」が深いため、物が詰まりやすく、歯磨きしにくい歯と言われています。生えたての歯は歯質がとても弱く抵抗力が低いので、磨き方にも注意が必要。正しい磨き方は予防検診でお伝えしていますので、お気軽にご来院くださいね。
《当院の施設について》
- 小さなこどもを連れて受診できますか?
- はい、大丈夫ですよ。当院では治療中のお母様もご安心頂けるように、院内にキッズルームを設けています。もしも小さなお子様を連れて、一般診療をご希望の際はご予約時、事前にその旨をお教え下さい。保護者の方の診療中、スタッフがお子様をサポート出来るお時間帯を優先して、ご予約をおとりいたします。※事前のご予約無しにご来院の際は、サポート体制が整っていない場合もございます。出来るだけ事前予約の上、ご来院くださいね。
- 地図を見るのが苦手です。何かわかりやすい目印はありますか?
- 当院は、国道2号線に面しており、道路を挟んで正面には西淀川郵便局があります。(「姫里2」の交差点の手前、左側にあります。)もしお近くで道に迷われた場合は、お気軽にお電話くださいね。
- 駐車場はありますか?
- 申し訳ありませんが、当院専用の駐車場はありません。近くにコインパーキングがありますので、お車でご来院の際はそちらをご利用ください。
※アクセスについては、当院へお越しの方へもご覧ください。